シアリス偽造品の実態
2019年06月20日
まず最初に、日本の医療機関のシアリスは、有効成分(タダラフィル)5mg、10mg、20mgの3種類しか扱われていません。
海外向けに2.5mgなどの成分表示で売られている所もありますが、基本は5mg、10mg、20mg、の3つのみです。
つまり、これ以外の成分表示の数字を見たら、偽物だと思ったほうが良いです。
海外サイトでは50mg、100mg、などの成分表示がされている品もありますが、これは正規品として認められていません。
そもそも100mgでは有効成分が通常の5~20倍もありますから、本当にその成分が含まれていれば大変な事になってしまう危険性もあります。
ではなぜ100mgという表示の製品が出回っているのかというと、第一世代のED治療薬のバイアグラには100mgの正規品があるからです。
初めてシアリスを買おうとする人にとっては、バイアグラが100mgだったからシアリスも100mgなのだろうと思い込んでしまいます。
偽物を出回らせている人は、その心理を利用しているのです。
シアリス偽造品の実態では、ネットから購入した薬の約6割が偽物だったという報告があります。
シアリスの表示をしているのに、中身にはシアリスい使われているはずの有効成分が全く含まれていなかったという事もあります。
さらに、中国の製造現場では、不衛生な環境で作られていたり、流通ルートの品質管理がいいかげんにされているものもあります。
偽造シアリスの製造工場では、覚せい剤(メチルアンフェタミン)が密造されていて、それが一部の製品に混入している恐れもあったという事です。
違法な製造、輸入業者の取り締まりの強化が急がれていますが、まずは購入する人が厳重注意する姿勢が必要でしょう。